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研究紹介

2018年度東京大学史料編纂所共同利用・共同研究一般共同研究「江戸城本丸御殿平面図・間取図の収集と研究資源化に関する研究」

本研究は、東京大学史料編纂所をはじめ、全国各地の史料保存機関保管(目録・Web上のデータベース等で確認)あるいは図録などの出版物等に掲載されている江戸城本丸御殿の平面図・間取図の情報を研究資源として研究・整理することを目的としている。
 江戸時代、徳川幕府の政庁であった江戸城本丸御殿については、幕府の様々な組織変革の中で御殿の間取や部屋名に様々な変更が加えられてきた。
 本丸御殿の平面図・間取図は、東京大学史料編纂所をはじめ全国各地の博物館・公文書館・古文書館・図書館など史料保存機関にあることがわかっているが、これらの平面図・間取図の書誌情報・画像等のデータを1か所にまとめたものは未だ作られていない。このため、本丸御殿図がどのくらい存在するかは明らかになっていない。本研究の特徴は、図録および史料目録を中心にその実態を把握することにある。本研究にあたり、図録の調査は小粥祐子が中心に行い、史料目録の調査は吉川紗里矢が担当した。

 なお、本研究は下記と共同して行った。
東京大学史料編纂所附属画像史料解析センタープロジェクト「江戸城図・江戸図・交通図および関連史料の研究」
(代表:杉本史子)
2017~2019年度科学研究費補助金・基盤研究(C)「近代国家模索の歴史的前提―18~19世紀、極東のなかの「日本」」
(課題番号17K03094、代表:杉本史子)