個人のページは こちら へ

研究紹介

2015年度~2018年度東京大学史料編纂所附属画像史料解析センタープロジェクト 江戸城図・江戸図・交通図および関連史料の研究

 本研究の目的は、多様な絵画史料のなかで、「絵図の開花」の時代と言われる、近世絵図についての史料学的検討を行うことである。とくに近世の首都であるとともに海陸交通の要所である江戸・江戸城に注目し、史料編纂所所蔵史料に散在する江戸城図・江戸図・交通図および関連史料を抽出し、調書・解題を作成する。また、関係諸機関の歴史資料所在情報を整備する。
 これにより、史料編纂所所蔵各種史料群に散在する絵図・関係文書およびその連関が明らかとなり、公開データ内容の深化・高度化が実現され、研究者・社会での利活用につながることが予想される。
 この目的のために、以下の活動を行う。
①本所および各機関において、所蔵絵図・文字史料の史料調査・調書作成などを行う。類似・関連絵図の比較検討より、各図の理解がより深まることが予想される。
②江戸城―江戸の現地調査を実施する。
③研究会・講演会などを開催する。


なお、史料調査などについては、下記と共同して行った。
科学研究費補助金・基盤研究(C)「近代国家模索の歴史的前提―18~19世紀、極東のなかの「日本」」
(課題番号17K03094、2017~2019年度、代表:杉本史子)
東京大学史料編纂所共同利用・共同研究拠点・一般共同研究「江戸城本丸御殿平面図・間取図の収集と研究資源化に関する研究」
(研究代表:小粥祐子)